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執筆者の写真竹村英子

色彩心理ってなに?

色彩心理って

「色彩学」と「心理学」を合わせた学問のこと?


色彩学はゲーテの色彩論が歴史に残る。

赤・青・黄の三原色を中心とし

ダイナミックな動きを内包した色彩環を生み出した。

人間の精神は不思議と色彩の影響を受けていると伝えている。

1810年、、今から210年前のこと。




心理学の起源は、古代ギリシャ時代にさかのぼり

近代の心理学は、哲学から独立して学問になりました。

心の哲学として、心の働き・性格・意識・行動に関連し

心身問題を研究する学問として幅広い分野に発展してきました。

1870年代、、今から150年前のこと。


色彩学も心理学も1世紀~2世紀の歴史ある学問ですが

色彩心理学という学問は、存在しない!とも言われています。


色彩心理学というタイトルの本があっても

・色を見る仕組み(色の認知)

・知覚

・色彩感情

など、色と人間の生理的反応が主たるものです。


そこで、「色彩心理」の定義が必要だと感じてきました。


色彩心理とは「色が与える脳(心)や体への影響」














色彩学に含まれている色彩心理は

「感覚」(青)の部分です。


赤・橙・黄色は暖色で温かみを感じる色。

青・水色は寒色で冷たさを感じる色。

暖色と寒色の部屋では2℃の温度差が生じる。


同じ重さの箱だけど白色より黒色のほうが重く感じる。


同じ色の塗料なのに、面積の大きい壁に塗った時と

小さい面積の犬小屋に塗った時で、色味は違って見える。


同じ大きさに見える碁石、、実は、白より黒のほうが大きい。


このように、実験から数字化されたデーターに基づき

色がヒトに及ぼす感覚を色彩学では色彩心理といっています。


「神経」(紫)「気分」(黄)

赤はアドレナリンが優位になり、血圧や脈拍が上がる。

青はセロトニンの分泌に関与し、落ち着き鎮静する。

緑はNK細胞(免疫力に関与する細胞)を活性させる。

など、

色が自律神経系や内分泌系に関与することもわかってきました。


しかし、まだまだ研究途上!


それは、色の影響だけでなく、食べること(栄養素)にも関係があり

ストレスがかかると現象が一瞬に変わるからです。


「記憶」(緑)「感情」(桃)は大脳生理学から、

記憶に関わる海馬や偏桃体がある旧皮質の部位に

色・音・香がダイレクトに伝達されることがわかったことで

これらが深層心理と深い関係にあることが認められてきました。


特に、感動したことや心を揺さぶる出来事と同時に

色や音や香が記憶されると、それをトリガーとして

思い出しやすいようです。


この「記憶」「感情」は、個人の体験や経験によるもので

そのときの受け止め方や感覚も人それぞれ!!


つまり、食べるものに好き嫌いがあるように

色も人によって好き嫌いがあるし

ずっと好きな色もあれば、好きでも嫌いでもない色もある。


日常生活で起こる出来事の受け止め方も人それぞれ!!

仕事や人間関係でストレスを溜めるのも人それぞれ!!


喜怒哀楽という感情が発生し

うつ傾向になってしまう人もいれば

うまくストレス発散できる人もいる。


実験でデーター化されたものが

多くの人に適用されるのではなく


同じ色でも人によって違う!

同じ人でも時によって違う!


その人の内面を色を介して表現すること

それが私の「色彩心理カウンセリング」です。


色彩学と心理学という学問だけでなく

宇宙(自然)の秩序が基本の考え方です。


まとめると

色彩心理って

50年の歴史もない!

認知されて10年の歴史もない!


しかし、200年前のゲーテがすでに

色彩と人間の精神の関係を見つけて

ゲーテ色彩環が出来上がった!


私の色彩環は、歴史を変えるかも!!

未発表の面白い発見を伝える令和2年のはじまりです。

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