トマトやキュウリなどの夏野菜を植えて
双葉から枝分かれして、だんだん成長してくると
ある時点で本葉のわきから出てくる
わき芽を切る作業があります。
野菜によってわき芽を切る場所や
タイミングが違うので
その説明を受けていたとき、、、
このわき芽はまだ切らないでくださいね!
まだ少し小さいので、、
皆さんは、土の上の作物のことしか見れていませんが
実は、大切なのは、土中の根なんです。
根が養分をぐんぐん吸って
それが茎を通って葉に栄養分を送ります。
土から上と下は、つながっているんですね!
大体、葉の大きさが根の張りと同じくらいです。
土から養分をたくさん吸い上げられるように
根がしっかり張ったタイミングで
このわき芽を切ってください。
わき芽が小さいということは、
根もまだしっかり張れていないということです。
ほう~
見えている葉をみて
見えない根をみる!!ってことね。
これって、
人間の顕在意識と潜在意識みたい!!
人間の意識は、「氷山の一角」といわれています。
海に浮かんだ氷山のように
海の上に見えている部分と
海の下で見えていない部分があり
顕在意識(意識)と潜在意識(無意識)といわれています。
顕在意識は、自覚している意識で
表面に見えている部分
潜在意識は、過去の経験などから蓄積された
価値観や思い込みから形成された
自覚していない意識で
潜んでいて見えないが存在するという意味合いです。
潜在意識は意識全体の9割以上を占めるといわれていて
今を自覚して生きているベースになります。
野菜が土から栄養分を吸い上げるというけど
その土がどうしてできたかというと
マグマが噴火して岩になり
岩が風化して砂や粘土になり
それに小さな植物が芽生えて朽ちて
それが微生物により分解されることを繰り返し
植物が育つ状態の土になっていく、、
15㎝の表土ができるのに2600年かかるんですって!?
人間の潜在意識も、それぐらいスゴイことなんでしょうね(^^)
野菜は土中の栄養分が欠乏したり過剰になると
成長が遅れたり、病気にもなります。
常に観察して、野菜が元気に育つよう
追肥したり、水やりしたり、
雑草に栄養分が取られないよう除草します。
それだけではなく、どんな風に育てるかを考えて
わき芽を切ったり残したりします。
収量が少なくてもいいので、大きな実に育てるとか
均等な大きさで、たくさんの収量を採れるようにするとか
それによって、1本仕立て、2本仕立てと
わき芽の伸ばし方が変わってきます。
つまり、未来に対する明確な計画があり
それに向けて準備するということです。
見えない部分というのは、土中の根だけではない!!
つまり過去の部分だけでなく
未来も見えない部分で
見えない部分は夢や理想も含まれるということです(^^)
過去と未来の見えない部分が大切で
見える今があるという視点と
全部つながっていることを植物も教えてくれています。
野菜も人間と同じように、
自然災害や害虫というストレスがあるので
それに対する対策をしていても
全滅するという失敗もあります。
それも経験!!
いろいろなことに挑戦して
失敗は次の改善策を考える糧であり
今はすべて実験という視点でじっくり観察し
他の畑と比べて違いを比較するだけなく
なにが違うのかと気づく視点が大事です。
畑仕事もビジネスも自分育ても子育ても
育てる、成長するということでは皆同じですね(^^)
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