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色彩心理4原色「赤」のルーツを知る!

更新日:2019年9月6日

赤色の一般的なイメージは、

熱い、情熱的、活動的、興奮・・・などがあります。


なぜ?赤がそのようなイメージを持つのか?

歴史的な側面からルーツを探ってみました。


赤は、サンスクリット語でRudhira(血)という意味です。


赤は生命の源である「血」の色で、「生と死」が根底にあります。


また、赤は、炎の色をイメージします。

戦闘で火を焚き、のろしをあげたり、

悪霊を防ぐ儀式として、火を用いたり、

燃え盛る太陽も赤であり、太陽神として、古代の神々の表徴でもありました。


子どもが産まれたり、戦闘に勝つことで、歓喜して舞い上がる。

反対に、病魔に取りつかれ命を落としたり、戦闘に負けることで、怒りが湧き上がる。

このように、人間の心の「喜びと怒り」に結びついています。


源平合戦の時代に、白旗は源氏の旗印、赤旗は平家の旗印であったとされ、

今でも、小学校の運動会などで、紅組・白組で対抗試合をしますが、

源平の戦いが由来になっているのです。


また、ロシア共産主義革命では、赤の広場や赤軍派という名前からも

赤は、革命の色というイメージで、興奮や恐怖という感情にもなっています。


それとは反対に、赤は、愛・愛情というイメージがあります。

これは、キリストの復活祭の影響が大きいと思います。

十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを

記念する日で、生と死と復活を通じて神の恩恵や罪からの解放を意味しています。

十字架の上で流した犠牲の死の血と、

神の大きな愛に救済され復活したということからです。


このようなことで、

赤は、愛や愛情の象徴ということになり、

真っ赤な薔薇を送ることが、愛のメッセージになるのです。