自分の息子で実体験した色彩心理カウンセリングの話です。
息子が中学校に入学し、新しい環境に意気揚々としていた。
担任の先生との相性もよく、楽しい中学校生活が始まった。
いろいろなことに興味が湧き、男女問わず友達も増えた。
担任の先生の影響から、自分も学校の先生になりたい!
そんな夢も語るようになり、なんの心配もない一年が過ぎた。
中学2年になり、担任の先生が変わった。
これまでの元気さがなくなり、口数が減ってきた。
「どうしたん?」と聞いても、「担任が嫌や!」しか言わない。
新年度はじめの家庭訪問で、担任の先生が我が家にやってきた。
体育会系でガッっと上から物言うタイプの先生。
うちの息子は、その反対で線の細いタイプ・・・(その頃は)
先生からすると、ひ弱で頼りない生徒だったのでしょう。
体育の柔道の時間にボコボコにされたみたいです。
先生としては、正面からぶつかって、鍛えてやろうと思ったのでしょう。
しかし、そのやり方に、息子はついていけなかったのです。
玄関口に座り込んで、先生が息子に聞きます。
先生「なにか自信もってできることないんか?!」
息子「書道は七段です!」
先生「おまえの字で七段やったら、俺は百段やなあ、、ハッハッハッ!」
息子「・・・・・凹」
先生「お母さん、こいつの精神もっと鍛えてください!!」
こんな会話を交わしたことが記憶に残っています。
こんな先生もいるのだと、
返す言葉もなく沈黙していた私です。
この先生から我が子をどうして守ってやろうか?
今は「忍」の一字しかない!と沈黙を貫いた。
精神を鍛えるために、夏休みには四国の歩き遍路に行った。
明るく無邪気に振舞う息子をみて、ひと安心もした。
一年我慢しろ!!3年になればまた担任が変わる!
そう言い聞かせ、3年の新学期を迎えた。
帰ってくるなり、玄関先で泣き崩れた。
「担任、持ち上がりやった!!」
「え~~!!」
それから息子の心は、凍りついてしまったのか?
朝起きて、毎朝いつものように学校へは行きます。
本当に行く・・・不登校ではない!
しかし、1学期のテストはすべて白紙で提出。
学期末の懇談会で、例の担任から言われた言葉。
先生「お母さん、こいつ行く高校ありませんから!」
私「わかりました。日本で行く高校なければ、海外で探します。」
きっと、この親にしてこの子ありやと思っていたでしょうね。
一日も休むことなく、遅刻することもなく、学校に行っていた息子。
まさか、先生だけでなくテストまでボイコットするなんて、、、
男の子だから、辛いことも口に出さず内に秘めていたんだ。
大丈夫だと思っていて、ゴメンね~
色彩心理カウンセリングで我が子の心を知る!
家に帰って、息子の心を知りたくて、
クレヨンと紙を出して、色を塗ってもらった。
紙一面が氷の壁!!
薄い透き通るような水色で大きな氷の岩が何枚も、
城壁のように積み上げられていて、
その真ん中に息子がいる。
(そのときの絵はないので、イメージしてください)
氷に閉ざされて身動きできない状態で凍っていると説明した。
そして、最近、同じ夢をみるって、、
クラスみんなで遊園地のジェットコースターに乗っている夢!
みんなは、安全な箱のなかに座っているけれど
僕だけ、最後尾の箱の外にしがみ付いている。
ジェットコースターが発車して、上下して飛ばされそうになって
落ちそうで怖くてハッと目が覚める。
いつも同じところで目が覚めると話するので、
今夜、同じ夢みたら、もう、しがみ付いていないで、手を離してごらん。
お母さんが下で絶対に受け止めてあげるから(^^) 安心して、、
その日から、もうジェットコースターの夢は見なくなったそうです。
何気ない顔で、学校に行って、ゲームして、ご飯食べて、寝る息子。
私たちも共稼ぎ夫婦。
子ども達の顔色で、今日はどうしたのかな?と思うことはあるけれど、
子どもは子どもの世界で解決すればいいと思っていた。
なにより、毎日が時間に追われ、ベルトコンベアに乗ったような生活。
そんな中で、子どものサインを感じてはいたが、
心の中がここまで凍りついていたことに、親失格と心痛めた。
ここからが、先生との対決!
そして、息子の人生かけた高校受験が始まるのです。
人に傷つけられて、つぶれてしまうこともあるけれど、
また、人に助けられて人生も変わる!
今、36歳になった息子と、この頃の話をすると
あのときはしんどかったね!
あの先生、今どうしてはるやろ? と今では笑って話しています。
色や絵や夢に、子どもだけでなく大人も、心のサインが出ているのは確かです。
早期発見!早期改善!できるよう、色彩心理のこと情報発信していきます。
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